あかね
チェリー+ストロベリー+ザクロ+ローズ
普段お店に来られるお客さんや同業のシーシャ屋さんと話していて気づいたことがあるのですが、皆さんシーシャの初体験を結構はっきりと覚えているんですよね。どこどこで吸ったとか、どんな味だったのか、その時の気分はどんなものだったのか…等々。それくらいシーシャを喫煙する体験は新感覚なのかもしれませんね。
もちろん僕も例にもれずシーシャの初体験はよく覚えています。初めて吸ったフレーバーはピスタチオとコーラでした。今思うとかなり変わったチョイスでしたね(笑)。煙草なのにフレーバーによって味がまるで異なるのが大変面白く、そこから水煙草の世界に魅了されていきました。
このミックスのタイトルに据えた“あかね”はそんな僕が初めて働いたシーシャ屋さんです。シーシャ屋さんは個性的なお店が多いのですが、そんな中でもあかねは大変変わったお店だったように思います。
大学生のサークルのような緩い雰囲気の中で売り上げを特に気にせず楽しくお客さんにシーシャをお作りすることが出来ました。
今振り返ると大変恵まれた環境だったのかもしれませんね。お客様も大学生の方が多く、色んな大学生活の話を聞いたり、海外からの留学生から彼らの国の話を楽しく聞かせていただきました。
今回のミックスはそんな思い出深いお店をイメージした綺麗な茜色の香りです。茜色は夕暮れの色に代表される通り、少し暗みのある沈んだ赤色です。
朱色や緋色よりもダークな表情ですので、シーシャフレーバーの中から比較的濃い赤色を選びました。
全体的に見ると選んだどのフレーバーも味がはっきりと感じられるものが多いので、吸いながらどの味も平等に楽しめると思います。
この中で一番香りに暗さがあるのはローズでしょう。アルファーヘルのローズを想定したのですが、このローズは香りが大変強く花弁を食べているような錯覚さえ覚えます。
香水のような華やかな薔薇を感じたい場合はアルライヤンやラヤリナのローズに置き換えてみて下さい。これらのブランドはアルファーヘルに比べてかなり香りが軽く出ます。その分しっかり薔薇を感じたい場合は気持ち多めに加えた方が良いかもしれませんね。
反対にアルファーヘルのローズを使用する場合は他のフレーバーの香りを邪魔しないように控えめに加えてみましょう。チェリーに関してはアルファーヘルやナハラの使用を想定したのですが、もしこれらのフレーバーを一度も吸ったことがない場合は使用する前に嗅いでみて下さい。おそらく思っている以上に甘みの控えめなチェリーが感じられると思います。
チェリーの配分が多すぎる場合、アルファーヘルやナハラだとチェリーの酸味が強く出る可能性があるので、自信がない時はストロベリーやザクロの量を多めにし、イメージする赤色をキープするように挑戦してみて下さい。